治療メニュー

シミ・肝斑治療

シミ・ソバカス・肝斑は
一緒に存在することも多く、
なかなか見分けが
付きづらいもの
特徴と原因から
見極めましょう

TYPE

シミ・肝斑治療
種類と特徴

まずは色素の種類と特徴について、お話ししましょう。

シミの種類と特徴

⚫︎老人性色素斑 (いわゆるシミ)

加齢と紫外線が原因となりますが、老人性色素斑は、30代から徐々にできるようになるものの、若くても日に当たりすぎていると、できることがあります。
多くの老人性色素斑は茶色いのが特徴で、境界線も比較的明瞭です。
できやすい部位は、日光の当たりやすい頬や手の甲、日に晒されていると、肩や背中、腕にできることも珍しくありません。

⚫︎ソバカス

ソバカスは、雀卵斑とも呼ばれ、老化とは関係なく遺伝的な要素が関係しているといわれています。そのため、幼少期からみられる人も少なくありません。また、紫外線の影響を受け、季節により色が濃くなったり薄くなったりするのも特徴の一つです。

⚫︎肝斑

肝斑は、30代以降の女性によくみられる色素ですが、男性にもみられます。
肌への刺激や紫外線、炎症やホルモンバランスの崩れなどが原因です。多くの場合、頬の上部に左右対称にできるのが特徴です。色は比較的薄く、広範囲に広がり、境目がもやもやとしているのが特徴といえます。

⚫︎脂漏性角化症

30歳代から出現し、年齢とともに増える皮膚の良性腫瘍です。
80歳以上ではほぼ存在し、老化現象のひとつとして、老人性イボといわれますが、通常のイボのようにウイルスが原因ではありません。
脂漏性角化症は、顔面などの日光に当たりやすい部位によくみられますが、腹部など日に当たらない部分にもできます。色は褐色調から黒色で、大きさは直径数mmから2~3cm、やや盛り上がっています。平坦に見えてもわずかにもり上がっているのが特徴です。

それでは、シミ・ソバカス・肝斑ができるメカニズムについてお話ししましょう!

メカニズム

⚫︎シミ・ソバカス

老化と紫外線により、表皮の角化細胞の異常が起こり、メラニン細胞の数が増えることで、メラニンの生成が亢進してしまいます。

まず、紫外線が皮膚に当たることによって、表皮の角化細胞は、色素細胞にメラニン色素を作る命令を出しメラニンが作られますが、これは角化細胞の遺伝子をメラニンで覆うことによって、紫外線からのダメージを防ぐためのものです。

通常はメラニンは2~3日で分解されますが、紫外線にあたり続けて、メラニンが多く生成されると、30代以降は表皮のターンオーバーが遅くなっているため、メラニンが残されてしまい、シミの原因になってしまいます。
また、紫外線により表皮の角化細胞の遺伝子に異常が起きてしまうと、角化細胞が増殖する結果、メラニンを作る命令が異常に発令されてしまい、メラニンが作られ続けることでシミとなってしまいます。

これに対して、ソバカス(雀卵斑)は、生まれつき遺伝子の修復機能が弱いため、異常な角化細胞が若年から現れてしまい、小学生くらいで色素斑が現われてきます。

⚫︎脂漏性角化症

異常の起こった表皮の基底細胞が増殖して盛り上がるようになると、脂漏性角化症になります。

⚫︎肝斑

肝斑は、メイクや洗顔など顔を擦ることによって皮膚が薄くなると、紫外線のダメージを受けやすくなり、メラニン細胞が活性化されて、メラニンが過剰に生成されてしまった結果出来てしまうものです。

OVERVIEW

シミ・肝斑
治療

少数の比較的濃いシミには、Qスイッチルビーレーザーのスポット照射がお勧めです。

ルビーレーザーの波長は694nmという、メラニン色素に対して吸収が高い波長ですので、メラニン色素の塊であるシミには大変効果がありますが、逆にコラーゲン組織やヘモグロビンにはほとんど吸収されないため、周りの正常な組織には影響を及ぼすことが少なく、全てのメラニン性の皮膚色素疾患の治療に適したレーザーとなります。

真皮の深い層にあるシミやアザの場合には、エネルギーが色素に吸収され熱に変化してメラニンを壊すためには、 正常組織に伝わるよりも短い時間でレーザーが照射されないといけませんが、特にModel IB103のQスイッチモードは、レーザーの光のピークのパワーを高くすることで、 照射時間を20nsec.と短く設定できるため、周囲組織への熱の影響を低くするとともに、ピークのパワーも高いことで、治療効果を上げることができます。

また、数が多い薄いシミやソバカスには、通常のルビーレーザーのスポット治療では、治療面積が大きくなることと、ダウンタイムも長いため、ルビーフェイシャルといって、ルビーレーザーを低出力でシミの部分に照射し、回数をかけて薄くする治療方法もあります。

日焼けによる色素沈着や、くすみ、肝斑が混在する場合

  • プレトリートメント(前処置)としてフォトフェイシャルM22の照射(肝斑モード使用)

  • トラネキサム酸、ビタミンCの内服

が必要になります。

プレトリートメントとしてのフォトフェイシャルM22の照射はなぜ必要?

くすんでいる皮膚ではレーザーの効果が弱くなる‼︎

皮膚がくすんでいるのは、表皮のメラニンが増加しているためで、レーザーを照射しても、エネルギーの一定量が表皮のメラニンに吸収されてしまうため、シミやソバカスのメラニン細胞に十分レーザーが届かずに、治療効果が弱くなってしまいます。

また、破壊される部分とされない部分が残りますと、シミ・ソバカスがまだらに残ってしまいます。

そのため、レーザー治療前にフォトフェイシャルによるプレトリートメントを行うことでくすみがとれ、十分な治療効果とムラのない結果を得るために必要な処置なのです。

⚫︎脂漏性角化症

老人性色素斑から移行した、褐色調や黒色の盛り上がった脂漏性角化症は、Fotona《エルビウムヤグ蒸散レーザー》で盛り上がり部分を削りとり、さらにQスイッチルビーレーザーで色素の治療を併用します。

日焼けによる色素沈着、クスミ、肝斑が存在する場合には、フォトフェイシャルM22とトラネキサム酸、ビタミンCの内服のプレトリートメント(前処置)が必要となります。

⚫︎肝斑

⌘ 肝斑は顏の擦りすぎが原因

肝斑は、念入りに化粧をするようになる30歳前後の女性に多くみられます。

化粧を念入りにすると、自然と肌の擦りすぎになります。

とくに頬骨、額の外側、鼻下と顎は皮下の脂肪組織の少ない部位で、さらに下には歯や骨がありますし、皮膚が動きづらい部位ですので、過剰な摩擦が加わると、結果として「擦りすぎによる皮膚のバリアの破壊」がおこります。

正常な表皮のメラニンでは紫外線を跳ね返して、紫外線を防御していますが、バリアが破壊された皮膚では、紫外線のダメージにより、メラニン色素の増加が起こってしまいます。

⌘ 肝斑ができる図式

擦りすぎ

(皮膚のバリア機能が破壊)

炎症慢性化+紫外線の悪影響

(表皮にメラニンが増加)

肝斑

⌘ 肝斑の好発部位

A.頬骨弓

頬骨は出っ張っているので、洗顔やメイクの時に、最も擦れる部位になりますし、また、紫外線も当たりやすいので、肝斑が最もできやすい部位です。

下眼瞼には下に骨がないため、肝斑ができないと言われます。

B.額の外側

こちらもやはり洗顔時に擦れやすいので、好発部位です。

さらに肝斑を隠そうと念入りに化粧をすることで、慢性の炎症は増悪し、さらに表皮のメラニン量が増えて、肝斑が濃くなってしまいます。

C.鼻の下

鼻の下の皮膚は下に歯があり、擦れやすいです。

D.顎

顎の下には骨があり、擦れやすいです。

肝斑ができるメカニズムに対応した肝斑治療

肝斑の原因は皮膚の摩擦と紫外線による皮膚の老化ですが、それによって、以下のようなことが起こっています。

  • 真皮の線維芽細胞が老化して、コラーゲン等が作られなくなる
  • 真皮の血管内皮細胞の異常により、異常な毛細血管等が増える
  • 細胞外マトリクスの劣化によって、皮膚の弾力性やハリが失われる
  • 表皮基底膜のダメージによって基底膜が断裂と二重化し、メラニン色素が真皮まで落ち込んだり、シワやたるみの原因となる

したがって、これらを改善することが肝斑の治療方法になります。

具体的には、

⚫︎顔の摩擦を避ける

  • 泡洗顔にして顔をこすらず、洗顔料やクレンジングの泡をこすって洗顔する
  • ピーリングやマッサージはおこなわない
  • 化粧水はパッティングせず、そっと手の平で包み込むようにしてつける
  • メイクは同じ部位を何度も擦らない
  • シャワーは、顔に直接かけない

⚫︎UVクリームをしっかり使用

  • UVクリームは、夏の日差しの強い時には、SPF50 PA++++のものを使い、2~3時間で効果が切れるため塗り直しをするか、アスリート®︎(和光ケミカル)のように1日塗り直さなくても良いものを使用
  • 夕方でも、冬でも、雨でも紫外線は降り注いでいるため、強いUVクリームでなくてもよいので、きちんと塗る

⚫︎内服治療

  • トラネキサム酸(250mg)を1日2回の内服により、メラニンの生成を抑える
  • ビタミンCの内服により、メラニンを作らせづらく、消しやすくする

⚫︎デバイスによる治療

異常を起こした表皮の基底膜と、真皮の線維芽細胞、血管内皮細胞や細胞外マトリクスに熱でダメージを与えると、そのダメージを修復しようとして、新しい組織が再生されてきます。

これを「リモデリング」と呼びますが、このリモデリングが可能となる治療が、フォトフェイシャル・ステラM22ポテンツァになります。

フォトフェイシャル・ステラM22

フォトフェイシャル治療の一番の目的は、真皮のリモデリングです。

真皮に熱ダメージを与えて、紫外線によって影響を受けた線維芽細胞や血管内皮細胞を新しい細胞に入れ替えます。

同時にフォトフェイシャルの光は必ずメラニンに反応するので、当然くすみは改善します。

肝斑を悪化させずに、真皮のリモデリングをおこす肝斑モードを使用します。

ポテンツァ

ポテンツァはマイクロニードルRF(高周波)という治療器になります。

肝斑をはじめ、毛穴、赤ら顔、小ジワ、肌質改善、ニキビ跡に効果があります。

治療原理はマイクロニードルという微細な針を皮膚へ穿刺し、針先からRF(高周波)エネルギーを照射します。

高周波は表皮と真皮の境界部付近(表皮基底膜)と真皮層に直接熱エネルギーを与えて熱凝固をおこします。

熱凝固を修復する過程で、基底膜の修復と真皮のリモデリングがおこり、肝斑の改善をおこないます。

PRICE

シミ・肝斑
料金

  • シミ取り

    ~1cmまで 10,000円(税込11,000円)

  • ルビーフェイシャル

    全顔 17,500円(税込19,250円)

  • フォトフェイシャル

    (肝斑モード)

    15,000円(税込16,500円)

    42,000円(税込46,200円)

    67,500円(税込74,250円)

  • フニードル高周波治療
    《ポテンツァ》

    薬剤注入なし Sチップ (肝斑モード)

    全顔

    30,000円(税込33,000円)

    回目以降 27,000円(税込29,700円)

    回コース 72,000円(税込79,200円)

    部分

    30,000円(税込33,000円)

    回目以降 22,500円(税込24,750円)

    回コース 60,000円(税込66,000円)

  • 薬剤

    チロシナーゼの発現を抑制

    高濃度10%トラネキサム酸
    5%ビタミンC配合クリーム

    10g 4,000円(税込4,400円)

    肝斑を隠しながら治療もできる
    ハイドロキノンコンシーラー

    3,500円(税込3,850円)

OUTLINE

Model IB103の
Qスイッチルビーレーザー
の施術情報

施術時間
約10~20分
痛み
シミが多数の場合は、お痛みが強いため、表面麻酔をいたします。
治療・通院回数
・スポット照射の場合は1~2回 ・ルビーフェイシャルの場合は、1ヶ月間隔で5~10回目安
副作用•リスク
色素残り、色素脱出、一時的な赤み、やけど、色素沈着などが起こる可能性があります。
その他の注意点
シミスポット ・治療後はテープで保護し、軟膏を塗ります。10日目までは、テープをはがさないでください。 ・テープがはがれた場合には、患部に新しいテープを貼って7日間は軟膏をお塗りください。 ・照射部位に濃い茶色のかさぶたができますが、この下にピンク色の新しい皮膚が再生されますので、決してかさぶたを無理にはがさず、自然に取れるまでお待ちください。 ・濃い茶色のかさぶたがしっかり出来ましたら、テープは貼らなくて結構です。 ・かさぶたがはがれましたら、色素沈着を避けるために、3ヶ月程度は患部にも必ず日焼け止めを使用して、日焼けをしないようにしてください。 ・また、十分に保湿ケアを行って、こすらないようにしてください。患部の皮膚がピンク色で少しくぼむ事がありますが、次第に落ち着いてきます。また一時的に色素沈着を起こす事がありますが、3~6ヶ月程度で改善します。 予防の塗り薬をご希望の方は、お申し出下さい (有料)。 ルビーフェイシャル ・施術後は、保湿と紫外線に十分お気をつけください。
禁忌
以下の方は施術をお受けになる事が出来ませんので、ご了承下さい。 ・光アレルギー、てんかんがある方 ・リウマチ・膠原病、金製剤服用歴がある方、照射部位に金の糸を入れている方 ・タトゥーやアートメイクが照射近辺に入っている方 ・悪性腫瘍、または疑いがある方 ・重篤な疾患をお待ちの方 ・日焼けをしている方、またはご予定のある方 ・妊娠している方、授乳中の方

まずは
無料カウンセリングに
お越しください

治療を受けられない場合は
費用はかかりません。

(別途診察代が発生する場合もございます)